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コラム

HDD(ハードディスクドライブ)とは

2017年02月15日

HDDはパソコンに使われる代表的な記憶装置です。

 

ほとんどのパソコンに内臓されている装置で、安価に大容量のデータを格納できるものとして広く普及してきました。

 

そんな多くの方が使っているHDD(ハードディスクドライブ)は、実は消耗品なのをご存知でしょうか。HDD(ハードディスクドライブ)は精密な回転装置を内蔵しているため、破損しやすいパーツなのです。

 

HDD(ハードディスクドライブ)を損傷すると重要なデータを失う可能性が高くなります。消耗品であることを意識し、日々のデータバックアップやディスクの異変に気づくことはとても重要なことです。以下にトラブルの兆候をいくつか挙げますので、ぜひ参考にしてください。

 

ハードディスク トラブルの兆候

パソコンが起動しなくなった

ハードディスクに障害が発生すると、パソコンが起動しなくなることがあります。内部から異音が発生している場合は、ハードディスクが破損している可能性があります。パソコンが起動しない理由としては他に、電源ユニット・ロジックボードの故障や、ウイルス感染の疑いなど可能性は多岐にわたります。また、モニターの故障のため起動していないように見える場合もあります。

 

起動が異常に遅くなった

パソコンの起動までにかかる時間が極端に遅くなった場合、ハードディスクの損傷が原因の場合があります(ウイルスなどソフトウェア的な不具合の可能性もあります)。この場合は電源を入れるたびに損傷が広がりますので、すぐにデータのバックアップを行い、ハードディスクの交換を行う必要があります。ウイルス感染のため起動が遅くなることもありますので、判別がつかない場合は気軽にご相談ください。

 

ハードディスクの空き容量が不足してきた

容量が大きいハードディスクに交換すれば解決します。もともと内蔵されていたハードディスクは、取り外して専用のケースに収納し、外付けハードディスクとして再利用することができます。

 

読み書きエラーが多発する (巡回冗長検査(CRC)エラー等)

ファイルやフォルダをコピーまたは移動する際に、長時間かかったりする場合や、エラーメッセージが頻繁に表示される場合は、ハードディスクの損傷が原因の場合があります。すぐにデータのバックアップを行い、ハードディスクの交換を行いましょう。

 

ハードディスクから異音がする

ハードディスク物理故障の前兆の可能性があります。数時間のうちに損傷が進む可能性が高く、パソコンの動作に問題がなくても、直ちに補修を行ってください。

 

突然パソコンの動作が止まり再起動してしまう

不良セクタの発生が原因で再起動が繰り返される場合は、再起動のたびに損傷が広がり、広範囲に渡ってデータを失う可能性があります。すぐにデータのバックアップを行い、ハードディスクの交換を行ないましょう。

 

異常というほどでもないが、パソコンの動作が慢性的に遅い

古いパソコンに搭載されているハードディスクは、大半が低速タイプです。最新のハードディスクに交換すると、パソコンの動作性能を大幅にアップできます。SSD換装ならさらに高速になります。

 

異変に気づいたら、パソコンの電源を切って安静な状態を保ち、なるべく早く対処されることをおすすめいたします。ハードディスクの破損は自然に直ることはありませんので、重要なデータが破損する前にご相談ください。